一人親方加入手続き 特別加入で労災保険

通常の労災保険適用外の経営者は一人親方加入手続きを行う必要があります

一人親方加入手続き 特別加入で労災保険

一人親方のメリットとデメリット

【まずはじめに。】

みなさんは建設業について、どの程度知っておられますでしょうか?なかなか馴染みの無い業界の人からすれば、建設業とはどういうものなのか、どういう構造で成り立っているのか、難しい内容だと思います。今回は、建設業の中でも、一人親方という特殊な職種形態について、そのメリット、デメリットを書いていきたいと思います。

【一人親方とは。】

まず、一人親方とは、従業員である労働者を雇わず、自分一人、もしくは家族や一定期間だけ労働者を使用して仕事をこなす立場の人のことを言い、基本的には仕事を自分で請け、自分で仕事をこなし収入を得ている労働者のことを指します。建設業には、職人という業態があり、一人親方は親方として多くの職人を雇う一歩手前の、技能的に熟練しているが、労働者を雇って仕事をこなさない属性にある人を指します。

【一人親方のメリット。】

多くの従業員を雇って仕事をする場合、人件費が掛かってきます。建設業では、仕事の無い時期、ある時期が極端で、毎月規定の給料を払い続けるのは困難な親方も多くいます。一人親方は従業員を雇わず、仕事の受注から実際の納品まで、全て自分一人で解決しますから、自由に仕事ができ、収入もやった分は全て自分のものであるというメリットがあります。

【では、デメリットは?】

基本的に一人親方は労災保険の適用範囲には含まれません。そのため、一人親方労災保険といった特別な制度に加入していない場合、コンプライアンスを遵守する企業などからは仕事が請けれないといったデメリットも存在します。また、仕事量が多いと、仕事を請けきれないというデメリットも存在します。