コンプライアンスの観点
通常建設業に従事している人は自分で会社を経営して従業員を雇うか、企業に所属する職人のどちらかですが、一人親方は企業には属さず一人で仕事を請け負い仕事をしています。
一人親方は元々は企業に所属していて、技術を身につけてから独立する場合がほとんどです。自分の腕に自信がある人が多いのが特徴です。一人親方のメリットは自分の得意な仕事を専門にできる点です。腕の良さが評判になれば、仕事がたくさん舞い込んできて結構良い稼ぎになるのが特徴です。こうした仕事はすべて下請けなのでなじみの会社から請け負いますが、自由に仕事ができるので自分が好きな仕事ができるのも魅力のようです。
しかしデメリットもあります。それは事故などが起きたときです。通常企業は従業員のために労災保険に加入します。しかし一人親方の場合労災保険に加入していない人もいます。誰かを雇っているわけでも雇われているわけでもありません。また仕事をしているときも誰かから雇われているわけでもなく、請け負っているので労災保険に加入する義務はないんです。
なのでコンプライアンスの観点から、労災保険に加入していない一人親方には仕事を依頼しない建設業者が増えています。また大手ゼネコンでは一人親方には仕事を依頼しないという会社もあるようです。このため最近の一人親方は多くが労災保険に加入しているようです。
一人親方労災保険組合へのお申し込みは、0120-6379-10(労災なくそう一人親方)